日本のNPOは著しい発展をとげつつあり、公益の担い手としての社会的責任を果たすことが求められています。実績を残せるNPOとなるためには、個々の組織の力量形成や活動のための場が必要であり、現在の日本ではその前提となる社会基盤の整備が急務となっています。
当協議会ではNPOのための社会的インフラストラクチャーをNPO、行政、企業、教育機関などと協働することにより作り上げ、社会に提供していきます。それにより個々のNPOがいきいきと活動できる環境を作り出すとともに、先進的な取り組みを示すことで基盤整備の必要性を社会に訴えていきます。
大阪東住吉にNPOの事務所スペース、インフォメーションセンターを備え、21世紀を担う人材の育成、未来を拓くNPO産業の創造、市民によるNPO活動の支援、豊かなコミュニティの再生を目的としています。
NPOにとっては良好でアフォーダブルな活動環境と、他のNPOや行政、企業、教育機関との協働のプラットフォームへのアクセスが可能。市民にとっては、「ここに来ればNPOや国際交流・協力がわかる」施設となっています。
NPO共同事務所施設の日米のネットワークを構築し、交流することで、施設のエンパワメントを図る社会基盤を整備し、地域社会やNPOに貢献します。NPO共同事務所施設の全米会議参加と視察・調査のための訪米を実施したほか、全国のNPO共同事務所施設の調査による現状把握と共有、NPO共同事務所を運営する全国のNPOのネットワークづくり、研究会の開催、アメリカのNPO共同事務所施設ネットワーク代表らを招いての国際シンポジウムの開催などを行います。
行政の市民活動促進にかかる事業を支援し、協働の実践につなげます。地域の課題解決に取り組んでいるNPOと、大阪府の関係課の担当者がひとつのテーブルについて意見交流を行うことにより、公共的課題やその解決方策について共通認識を図り、施策化できるものは政策化を図る「行政&NPO意見交流会」に参画しています。
また、大阪府「大阪NPOプラザ」運営への協力、行政機関の市民活動支援や協働のための委員会への参加、行政の関係部局の相談への対応も行います。
N次代を担う若者たちに国際交流・国際協力、市民活動について理解を深めるとともに、NPO/NGOセクターの役割について認識を深める機会を提供しています。国際交流・国際協力、市民活動の意義、NPO/NGOセクターの特徴・役割、並びに本協議会の理念、事業などについてのオリエンテーションを行い、インターンが希望する事業へ参画し、スタッフの指導を得ながら、企画・運営を体験します。