環境、貧困、在住外国人の増加、人権抑圧、民族紛争など地球的規模および地域社会には課題が山積しており、それらは分野を超えて複雑につながっています。国際的なものや、身近な1人ひとりの生活に関わるものまで多様に存在するこれらの課題は、NPO/NGOやODA実施機関、国際機関、地方自治体、企業、教育機関が個別で解決できるものではなく、連携・協働して解決に取り組むことが必要となっています。本協議会では、他分野の団体、他機関が、分野を超えてそれぞれ専門的に取り組んできた経験、知識、ネットワークを活かし、社会的な課題の解決をめざすために連携・協働する仕組みづくりをめざしています。
平和、人権、環境、貧困など地球規模の課題の解決には、それらの問題を市民一人ひとりが自らの問題としてとらえ、考え、行動することが必要です。ワン・ワールド・フェスティバルは、市民に広く国際協力の大切さを認識してもらい、活動に参加してもらう機会を提供しようと、関西を中心に国際協力に携わっているNGO、政府機関、国際機関、自治体、企業などが協力して、1993年から毎年開催している国際協力の催しです。
関西の主要NGOが一堂に会すほか、シンポジウムやセミナー、世界の文化を体験できるコーナー、民族料理、民族音楽と舞踊のステージなど、見て、聞いて、体験して、理解するプログラムが盛りだくさん。ボランティアが100人以上参加して一緒に運営しています。
ワン・ワールド・フェスティバル会場
ワン・ワールド・フェスティバルのボランティア
大阪府内に居住する日本語指導が必要な外国籍の小中学生は、1,060人で、母語は21言語にのぼっています。言葉の壁や情報不足のため、学校生活や進路等に悩んでいる日本語を母語としない保護者や児童・生徒に対して、「地域で、安心して、豊かな学校生活が送れるようにする」ために、多言語による教育情報の提供、進路ガイダンス・相談会の実施を通じて、日常的な地域でのサポート体制を構築しています。サポートは、大阪府教育委員会、大阪府在日外国人教育研究協議会、関西国際交流団体協議会、各市町村の国際交流協会、NPO、教育委員会、教員が参加するネットワークが担っています。
帰国・渡日児童生徒学校生活サポート事業
多(他)分野のNPO/NGO、行政機関、企業、教育機関とテーマを共有しながら信頼を伴った顔の見えるネットワークを構築するため、以下の活動に参画してきました。
「ネットワークNGO全国会議」
「大阪地域留学生等交流推進協議会」
「大阪府ボランティア・市民活動センター運営委員会」
「外国人の住みやすい大阪を考える関係機関等連絡会議」
「大阪アジア国際協力コンソーシアム」